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Text File  |  1996-12-05  |  23KB  |  262 lines

  1.  
  2.  
  3. Open Transport 1.1.2 について
  4.  
  5.  
  6. はじめに
  7.  
  8.  この書類には、Open Transport の互換性、併用するソフトウェアについての情報、およびサードパーティ・ソフトウェア対応状況を記載してあります。Open Transport 関連のコントロールパネル(AppleTalk と TCP/IP)の使い方については、Finder でガイド(?)メニューから Mac OS ガイド(または“Macintosh ガイド”)を開いて“ネットワーク”のトピックを参照してください。
  9. Open Transport の詳細な技術情報については、このソフトウェアに付属の“OT 1.1.2 テクニカル情報”をご覧ください。
  10.  
  11. 目次
  12.  
  13. 使用許諾契約
  14. Open Transport 1.1.2 の新機能 - 全般
  15. ネットワークインタフェース
  16. Open Transport 1.1.2 をインストールする前に
  17. Open Transport 1.1.2 を無効または削除する
  18. 一般的な互換性
  19. アップル製品との互換性についての最新情報
  20. ダイアルアップによるネットワーク接続 - AppleTalk
  21. 最適なダイアルアップ接続 - TCP/IP
  22. その他のダイアルアップによるネットワーク接続 - TCP/IP
  23. SLIP と PPP の構成に関するヒント
  24. わかっている問題とその他の情報
  25.  
  26.  
  27. 使用許諾契約
  28.  
  29.  Open Transport ソフトウェアには、付属の“ソフトウェア使用許諾契約”というファイルに記載されている使用許諾契約書の各条項が適用されます。このソフトウェアを使用すると、この使用許諾契約書の各条項を遵守することに同意したことになります。
  30.  
  31.  
  32. Open Transport 1.1.2 の新機能 - 全般
  33.  
  34. □ TCP コネクションを再利用する Web サーバ用に TCP を一部変更しました。Open Transport は 2 分間のディスコネクトタイマーが時間切れになる間に unbind を行います。
  35.  
  36. □ Open Transport シリアル STREAMS モジュールでシステムエラーが発生する問題を解決しました。この問題は Open Transport/PPP が接続を試みているとき、モデムの電源が切れたり、ハングしたりして応答が返ってこないときに発生します。
  37.  
  38. □ パフォーマンス、互換性および信頼性が向上しました。
  39.  
  40. 必要なシステム
  41.  
  42.  Open Transport は、Motorola 68030 や 68040 ファミリ(IIfx を除く)、または PowerPC プロセッサを搭載した Mac OS 対応のコンピュータで動作するよう設計されています。Open Transport 1.1.2 は、バージョン 7.5.5 以降のシステムソフトウェアと互換性があります。それ以前のシステムソフトウェアでは使用しないでください。ただし、WorkGroup Server 8550/7250 をお使いの場合は WorkGroup Server に付属のシステムソフトウェア(バージョン 7.5.3)上でご使用ください。
  43.  
  44.  Open Transport を使用するには、12 MB の RAM(68030 や 68040 プロセッサ搭載のコンピュータ)または 16 MB の RAM(PowerPC プロセッサ搭載のコンピュータ)が装備されている必要があります。仮想メモリを含む全メモリから、お使いの RAM ディスクとディスクキャッシュのサイズを引いたサイズにもとづいて、Open Transport の必要メモリが決まります。
  45.  
  46.  
  47. ネットワークインタフェース
  48.  
  49.  Open Transport 1.1.2 は、PCI バス、NuBus、コミュニケーションスロット、PC カードのネットワークインタフェース・カード、および内蔵の LocalTalk、Ethernet、Token Ring ネットワークアダプタをサポートしています。また、拡張オプションのないコンピュータでは、SCSI 接続のネットワークアダプタもサポートしています。Open Transport では、Fast Ethernet、ATM(Asynchronous Transfer Mode)、FDDI (Fiber Distributed Date Interface)などのサードパーティ製インタフェースオプションも利用できます。
  50.  
  51.  
  52. Open Transport 1.1.2 をインストールする前に
  53.  
  54. □ 後述の“わかっている問題とその他の情報”を読んで、Open Transport 1.1.2 がお使いのコンピュータで適切に動作するか確認してください。
  55.  
  56. □ インストールの問題を回避するために、Open Transport 1.1 以降がインストールされているシステムに Open Transport 1.1.2 をインストールしてください。
  57.  
  58. □ システムソフトウェアがインストールする機能拡張以外は使用を停止してください。
  59.  - 漢字Talk 7.5.5 をお使いの場合:“機能拡張マネージャ”コントロールパネルを開いて、“セット”ポップアップメニューから“標準システム”を選択し、コンピュータを再起動します。
  60.  - Mac OS 7.6 をお使いの場合:“機能拡張マネージャ”コントロールパネルを開いて、“セット”ポップアップメニューから“Mac OS 基本”を選択し、“再起動”ボタンをクリックします。
  61.  
  62. 注意:すべての機能拡張の使用を停止しないでください。
  63.  
  64. □ Performa や Power Macintosh 52xx、53xx、62xx、63xx の各機種で、バージョン 7.5.5 以降のシステムソフトウェアをお使いの場合、Open Transport 1.1.2 を直接インストールすることができます。他のコンピュータでバージョン 7.5.5 のシステムソフトウェアをお使いの場合、Open Transport 1.1 以降のソフトウェアがインストールされていることを確認してから、Open Transport 1.1.2 をインストールしてください。
  65.  
  66. □ SLIP または PPP ソフトウェアを使ってインターネットに接続するときは、お使いの SLIP または PPP ソフトウェアが Open Transport と互換性があるか確認してください。後述の“ダイアルアップによるネットワーク接続 - TCP/IP”をお読みください。
  67.  
  68. □ Open Transport をインストールすると、“ネットワーク”コントロールパネルの代わりに“AppleTalk ” 設定ユーティリティが、“MacTCP”コントロールパネルの代わりに“TCP/IP ”設定ユーティリティに入れ替わります。AppleTalk と TCP/IP は“コントロールパネル”フォルダの中に置かれます。技術的に見れば、AppleTalk と TCP/IP はユーティリティですが、わかりやすさと統一性を考慮して“コントロールパネル”と呼んでいます。
  69.  
  70.  
  71. Open Transport 1.1.2 を無効または削除する
  72.  
  73. 旧ネットワークソフトウェアへの切り替え
  74.  
  75.  PCI バスを搭載していないコンピュータでバージョン 7.5.5 のシステムソフトウェアをお使いの場合、“ネットワークソフト選択”ユーティリティで、Open Transport の代わりに旧ネットワークソフトウェアに切り替えることもできます。“ネットワークソフト選択”は“Apple エクストラ”フォルダにあります。旧ネットワークを選択した後で、“ネットワークソフト選択”を閉じて、コンピュータを再起動してください。それから“ネットワーク”コントロールパネルを開いて、ネットワーク接続方法を選択します。
  76.  
  77. インストーラで Open Transport を削除する
  78.  
  79.  “カスタム削除”オプションを使って、Open Transport ソフトウェアを削除することができます。しかし、“カスタム削除”オプションは、Apple Shared Library Manager(ASLM)が使用するファイルも削除します。Open Transport 1.1.2 をインストールすると、自動的に ASLM バージョン 2.0.1 に更新されます。Open Transport を削除しても、インストール前の ASLM が自動的に復元されることはありません。
  80.  
  81.  Open Transport 1.1.2 を削除した後、ASLM に依存するアプリケーションを再インストールしてください。これらのアプリケーションは、適切な ASLM のファイルも再インストールします。
  82.  
  83.  Open Transport 1.1.2 を削除する手順は次の通りです:
  84.  
  85. 1. Open Transport 1.1.2 ソフトウェアに付属のインストーラを開きます。
  86.     初期画面が表示されます。
  87. 2. “OK”ボタンをクリックします。
  88. 3. ウィンドウが表示されるので、左上隅のポップアップメニューから“カスタム削除”を選択します。
  89. 4. リストが表示されるので、“Open Transport”の隣にあるチェックボックスをクリックして、“×”印を付けます。
  90. 5. “削除”ボタンをクリックします。
  91.     開いているすべてのアプリケーションを終了してよいか尋ねるウィンドウが表示されたら、“続ける”ボタンをクリックします。
  92.     コンピュータを再起動をうながすウィンドウが表示されます。
  93. 6. “再起動”ボタンをクリックします。
  94. 7. PCI バス搭載の Power Macintosh では、システムソフトウェアのインストール CD-ROM やフロッピーディスクを使って、Open Transport 1.1 以降を再インストールする必要があります。ネットワークソフトウェアのカスタムインストールを実行してください。
  95. 8. PCI バスを搭載していないコンピュータでは、旧ネットワークソフトウェアが復元されます。
  96.  
  97.  
  98. 一般的な互換性
  99.  
  100.  Open Transport は下記のものと互換性があります:
  101. □   公式の AppleTalk API の内容に基づいて作成された既存のアプリケーション
  102. □   公式の MacTCP API の内容に基づいて作成された既存のアプリケーション
  103. □  “セレクタ”で利用できるネットワークプリンタ等のドライバ
  104. □   Mac OS 用の既存の Nubus ネットワークインタフェース・カード
  105.  
  106.  Open Transport をインストールしたコンピュータは、既存の AppleTalk、TCP/IP ネットワークに接続することができます。 ネットワーク上の他のコンピュータをアップグレードする必要はありません。
  107.  
  108.  
  109. アップル製品との互換性についての最新情報
  110.  
  111. □ バージョン 1.2 のアシスタント・ツールボックスは Open Transport と互換性がありません。Open Transport で AppleTalk を使用するときは、アシスタント・ツールボックスがバージョン 1.3 以降であることを確認してください。バージョン 1.3 のアシスタント・ツールボックスは漢字Talk 7.5 バージョン 7.5.3 に含まれていますので、カスタムインストールの“機能拡張”の項目から“アシスタント・ツールボックス”を選んでインストールしてください。
  112.  
  113. □ バージョン 2.1 以降の LocalTalk Bridge と Apple LaserWriter Bridge は、Open Transport と互換性があります。
  114.  
  115. □ Apple Internet Dialer バージョン 1.1 以降のソフトウェアは、バージョン 1.1 以降の Open Transport と互換性があります。
  116.  
  117. □ Apple Internet Mail Server バージョン 1.1 以降のソフトウェアは、バージョン 1.1 以降の Open Transport と互換性があります。
  118.  
  119. □ Apple Remote Access(ARA)マルチポート・サーバ 2.1、ARA クライアント 2.0.1、ARA パーソナルサーバ 2.0.1 は、バージョン 1.1 以降の Open Transport と互換性があります。
  120.  
  121. □ アップル社の PCI バス搭載の Workgroup Server 8550/7250(AppleShare サーバソリューション、インターネットサーバソリューション) は、バージョン 1.1 以降の Open Transport と互換性があります。
  122.  
  123. □ Apple IP Gateway や AppleTalk Internet Router の現在のバージョンは旧ネットワークソフトウェアに依存しているため、Mac OS 7.6 では動作しません。これらの製品を使用する場合には必ず旧ネットワークソフトウェアをご使用ください。また、これらの製品は旧ネットワークソフトウェアを使っているコンピュータとも、Open Transport ネットワークを使っているコンピュータとも相互運用ができます。アップル社はこれらの製品の将来のバージョンに関する計画をまだ発表していません。
  124.  
  125. □ アップル社の MacTCP Ping は Open Transport と互換性がありません。今後のアップデートも予定されていません。Dartmouth College の MacPing(<ftp://www.dartmouth.edu/pages/softdev/> で入手可)、Neon Software の OTTool(<ftp://ftp.neon.com> で入手可)、Peter N. Lewis & Stairways Software の Mac TCP Watcher v2.0(<ftp://ftp.share.com> で入手可)は、Open Transport と互換性があります。代わりにお使いください。
  126.  
  127.  
  128. ダイアルアップによるネットワーク接続 - AppleTalk
  129.  
  130.  AppleTalk ネットワークへのダイアルアップ接続ができるよう、Open Transport は Apple Remote Access バージョン 2.0.1 以降をサポートしています。
  131.  
  132.  
  133. 最適なダイアルアップ接続 - TCP/IP
  134.  
  135. □ Open Transport/PPP - バージョン 1.0 以降
  136.  Open Transport は STREAMS アーキテクチャを使った機能拡張をサポートしています。Open Transport/PPP は Open Transport 1.1.1 以降で使用できます。
  137.  
  138.  
  139. その他のダイアルアップによるネットワーク接続 - TCP/IP
  140.  
  141.  インターネットを含む TCP/IP ネットワークへのダイアルアップ接続ができるよう、Open Transport は“MDEV”と呼ばれるサードパーティ製の機能拡張をサポートしています。これにより、SLIP(Serial Line Internet Protocol)接続や PPP(Point to Point Protocol)接続が可能になります。MDEV のバージョンによってはバージョン 1.1 以降の Open Transport と互換性のないものもあります。
  142.  
  143.  バージョン 1.1 以降の Open Transport は、次に説明するサードパーティ製の MDEV と互換性もあります。これらの MDEV を正しくインストールすると、“TCP/IP”コントロールパネルの“経由先”ポップアップメニューで選ぶことができるようになります。
  144.  
  145. □ FreePPP - バージョン 1.0.5 以降
  146.  FreePPP はシェアウェアで、いくつかのインターネットサイトに置かれています。詳細は、<http://www.freeppp.com/> や、<http://www.rockstar.com/> 等の Web ページをご覧ください。
  147.  
  148.  バージョン 2.5 より前の FreePPP は、仮想メモリ機能(RAM Doubler を含む)を使用している状態で動作させると、問題を起こすことがあります。仮想メモリ機能と FreePPP を使っていて問題が起こったときは、FreePPP を 2.5 にアップグレードするか、一時的に仮想メモリを“切”にしてください。FreePPP の現在のバージョンは 2.5v2 です。
  149.  
  150. □ MacPPP - バージョン 2.1.4 以降(バージョン 2.5 以降をお薦めします)
  151.  バージョン 2.5 より前の MacPPP は、仮想メモリ機能(RAM Doubler を含む)を使用している状態で動作させると、問題を起こすことがあります。仮想メモリ機能と MacPPP を使っていて問題が起こったときは、MacPPP バージョン 2.5 以降にアップデートするか、一時的に仮想メモリ機能の使用を停止してください。
  152.  
  153. □ InterPPP - バージョン 1.2.9 以降、および InterPPP II - バージョン 1.1 以降
  154.  InterPPP と InterPPP II は市販のソフトウェア製品です。アメリカ国内での入手方法と注文についての情報は、703-709-5500 の InterCon Systems にお問い合わせください。
  155.  
  156. 日本国内での連絡先:
  157. 株式会社クニリサーチインターナショナル
  158.  電話06-538-9701 Fax06-538-9707
  159.  http://www.kuni.co.jp/
  160.  InterPPP の情報は http://www.kuni.co.jp/product/ppp/
  161.  
  162. □ AccessPPP - バージョン 3.1 以降
  163.  AccessPPP は MacPPP 2.0.1 のソースをもとに日本語化や機能追加が行われたフリーウェアです。詳細は、<http://www.bekkoame.or.jp/~kkudo/index_j.html> の Web ページをご覧ください。
  164.  
  165.  これらに加えて、Open Transport が名前を区別することのできない多くの MDEV(Pacer、FCR、Tribe などの製品)があります。これらの MDEV をインストールすると、“経由先”ポップアップメニューに“TCP/IP PPP”という名前で表示されることがあります。
  166.  
  167.  
  168. SLIP と PPP の構成に関するヒント
  169.  
  170. □ MDEV の中には、他の MDEV と互換性のないものがあります。問題が起こった場合は、使っていない MDEV を取り除いて、コンピュータに MDEV を1度に1つだけインストールしておくようにしてください。
  171.  
  172. □ 利用者が TCP/IP ネットワークやインターネット・サービスプロバイダにダイヤルインすると、ローカルサブネットの一部ではないルータ(ゲートウェイ)アドレスを割り当てられることがありました。これは容認されてはいたものの、技術的には MacTCP にとって不適切な構成です。Open Transport の利用者は、ルータのアドレスやサブネットマスクの値を入力するべきではありません。Open Transport/TCP は、これらのフィールドの正しい値を自動的に生成します。特殊な状況では“TCP/IP”コントロールパネルの“利用者モード”の“情報を管理”を使って、これらの値を変更することもできます。
  173.  
  174. □ SLIP または PPP 上で BootP を設定したインタフェースの際に、BootP が追加のデフォルトルータアドレスを返した場合、Open Transport はこれらのアドレスをデフォルトルータのリストに自動的に追加します。
  175.  
  176. □ MacTCP でサーバ用の構成で運用しているコンピュータに Open Transport をインストールしたとき、TCP/IP コントロールパネルの“設定方法”ポップアップメニューで最初に設定されるのは、“BootP サーバを参照”になることがあります。場合によっては、この設定は適切な選択肢ではないかもしません。Open Transport のインストール後、TCP/IP コントロールパネルを開いて確認してください。
  177.  
  178. □ MacTCP でアドレス取得を“サーバから”に設定しているコンピュータに Open Transport をインストールした後、PPP や SLIP による接続時に問題が発生するときは、次のステップに従ってください。
  179.  
  180. 1. “TCP/IP”コントロールパネルを開きます。
  181. 2. “設定方法”ポップアップメニューから、“PPP サーバを参照”または“SLIP を参照”を選択します。
  182. 3. “TCP/IP”コントロールパネルを閉じて、変更結果を保存します。
  183. 4. もう一度接続を試みます。
  184.  
  185. □ MacTCP でアドレス取得を“マニュアルで”に設定しているコンピュータに Open Transport をインストールした後、PPP や SLIP による接続時に問題が発生するときは、次のステップに従ってください。
  186.  
  187. 1. “TCP/IP”コントロールパネルを開きます。
  188. 2. “設定方法”ポップアップメニューから、“手入力”を選択します。
  189. 3. “IP アドレス”フィールドに入力されている IP アドレスが正しいかどうか確認します。
  190. 4. “TCP/IP”コントロールパネルを閉じて、変更結果を保存します。
  191. 5. SLIP または PPP ソフトウェアに付属の設定ユーティリティを開いて、正しい IP アドレスが適切なフィールドに反映されているか確認します。IP アドレスを入力する方法や、更新した設定を保存する手順については、SLIP または PPP のソフトウェアに付属の書類をご覧ください。
  192. 6. もう一度接続を試みます。
  193.  
  194. ヒント:MacPPP ソフトウェアに付属する ConfigPPP コントロールパネルの場合、この設定は IPCP ダイアログボックスに表示されています。詳しくは、MacPPP や FreePPP ソフトウェアに付属の書類をご覧ください。
  195.  
  196.  
  197. わかっている問題とその他の情報
  198.  
  199. □ PowerBook 190 で、AppleTalk コントロールパネルの“経由先”ポップアップメニューにプリンタポートとモデムポートが個別に表示されます。モデムポートを選択すると LocalTalk は正しく動作します。
  200.  
  201. □ PowerBook 190 で、AppleTalk コントロールパネルの“経由先”ポップアップメニューに赤外線ポートを設定したとき、スリープからの復帰や再起動の後でネットワークサービスが無効になっていることがあります。このような問題が発生したときは、もう一度コンピュータをスリープして復帰させるか、AppleTalk コントロールパネルで一時的にモデムポート/プリンタポートに切り替えた後、赤外線ポートに戻してください。
  202.  
  203. □ PowerBook  Duo シリーズのコンピュータをドックに装着して、待機中のときにコンピュータの画面を消すソフトウェアは、Open Transport と互換性がありません。アップル社の提供するモジュールの代わりに、サードパーティ製のスクリーンセーバを使用してください。
  204.  
  205. □ Quadra 950 をお使いの場合、“シリアルスイッチ”コントロールパネルでシリアルポート設定を“コンパチブル”に設定したときのみ Open Transport を使用することができます。LocalTalk を“高速”に設定して使用しないでください。
  206.  
  207. □ 68040 プロセッサを搭載して、Meeting Maker 3.5 または 3.5.1 を使用しているコンピュータで、AppleTalk の設定を変更するとシステムエラーが起きることがあります。AppleTalk のリンクを変更したり、AppleTalk を不使用に切り替えたり、または ARA 接続を開始したり終了した場合に起きることがあります。この問題は、旧ネットワークソフトウェアでも発生することがあります。アップル社は現在、ON Technology とともにこの問題を修正しようとしています。
  208.  
  209. □ Open Transport は一般的に、MacTCP より多くのメモリ(RAM)を必要とします。メモリを節約するために、次の方法を試してみてください。
  210. - サードパーティ製のシステム機能拡張(INIT)の名前を変更したり、読み込む順序を変更して、コンピュータの起動時にメモリを割り付ける順序を変更してください。Global Village 製の機能拡張を使っている場合は、それらの機能拡張の名前を変更して、最後に読み込むように設定してください。
  211. - PowerPC プロセッサ搭載のコンピュータでは、仮想メモリ機能を使用してください。これはパフォーマンスに効果があります。
  212.  
  213. □ TCP/IP が“必要な時にのみロード”に設定されている場合、TCP/IP が使われていない状態で Open Tranport ワークステーションの“Ping”を実行すると応答がありません。ただし、これは問題ではなく Open Tranport の仕様です。お使いのコンピュータをいつでも“Ping”可能にするには、“必要な時にのみロード”の設定を解除して(“TCP/IP”コントロールパネルを開き、“オプション...”ボタンをクリックします。次に“必要な時にのみロード”のチェックボックスをクリックして“×”印を消します)、コンピュータを再起動してください。
  214.  
  215. □ TCP/IP が“必要な時にのみロード”に設定されている場合は、最初の TCP/IP アプリケーションを開いたときに、Open Transport がメモリにロードされます。Open Transport に対応していないアプリケーションの中には、アプリケーションを開いても Open Transport をメモリにロードしないで、MacTCP がインストールされていないという旨のメッセージを表示するものがあります。この問題が発生したときは、“必要な時にのみロード”の設定を解除して(“TCP/IP”コントロールパネルを開き、“オプション...”ボタンをクリックします。次に“必要な時にのみロード”のチェックボックスをクリックして“×”印を消します)、コンピュータを再起動してください。
  216.  
  217. □ “TCP/IP ”コントロールパネルは、DHCP サーバと BootP サーバから複数のルータとネームサーバのアドレスを取得し、利用することができます。しかし、現在は最初の 1 つだけしか表示しません。この問題は将来のリリースで修正する予定です。
  218.  
  219. □ 一般に、モデムを使うときは“TCP/IP ”コントロールパネルで“必要な時にのみロード”を設定するようにしてください。TCP/IP が常にロードされていると、起動時にモデムがダイアルアップ接続しようとすることがあります。一部の MDEV は起動時に、利用可能なメモリより多くのシステム・ヒープを要求しますが、これによりコンピュータがハングすることがあります。また、インターネット・サービスプロバイダの中には接続時間で課金するものがあるので、実際に使っていなくても課金されることがあります。
  220.  
  221. □ MacSLIP を使う場合は、“MacSLIP ”コントロールパネルでシステム起動時に MacSLIP を初期化しないように設定してください。前述の通り、起動時に利用可能なメモリより多くのシステム・ヒープを要求して、コンピュータがハングすることがあります。
  222.  
  223. □ 仮想メモリ機能を使用している状態で MacSLIP を使って問題が発生した場合は、仮想メモリのサイズを大きくしてみてください(“メモリ”コントロールパネルを使って、仮想メモリのサイズを増やします)。
  224.  
  225. □ Netscape を使っている場合は、内蔵メモリ(RAM)を 16 MB 以上にすることをお薦めします。
  226.  
  227. □ “MacTCP DNR”ファイルが正しい位置(システムフォルダの直下)にないと、MacTCP 対応の一部のアプリケーションは正しく動作しません。Open Transport をインストールした後や設定する際に、このファイルを移動したり、削除しないでください。
  228.  
  229. □ ネットワーク管理者から指示された場合、またはお使いのネットワークセグメントの中のほかのすべてのステーションが、お使いの IP ルータも含めて DIX 仕様の Ethernet バージョン 2.0 のフレームではなく IEEE 802.3 仕様のフレームを使う構成になっていることがわかっている場合は、“TPC/IP ”コントロールパネルで“802.3 を使用”チェックボックスをクリックして“×”印を付けてください(このチェックボックスは、利用者モードを“詳しい情報も指定”または“情報を管理”に設定すると表示されます)。 
  230.  
  231. □ Performa 5280/5430/5440/6410/6420 に付属しているクラリスメール Lite 1.1 v1 は、Open Transport 1.1.1 以降と互換性がないため使用することはできません。Open Transport 1.1.1 以降に対応した クラリスメール Lite 1.1 v2 へのアップデータは、クラリス(株)の Web ページから入手できます。
  232.  
  233. http://www.claris.co.jp/
  234. ファイル名:クラリスメール Lite 1.1 v2 アップデータ
  235.  
  236. □ NFS/Share バージョン 1.4.4 以降は、Open Transport と互換性があります。
  237.  
  238. □ eXodus バージョン 5.2.2 以降は、Open Transport と互換性があります。
  239.  
  240. □ バージョン 1.6 以前の Anarchie は、Open Transport と組み合わせて使うとデータを壊してしまいます。バージョン 1.6 以降の Anarchie をお使いください。
  241.  
  242. □ ルーティングの発生しない拡張(Ethernet)ネットワーク上の ARA(Apple Remote Access)の利用者は、ローカルネットワークとリモートネットワーク上に同じネットワーク番号を持つ 2 つの装置があった場合、そのローカル装置を認識できません。この問題は AppleTalk アドレスを手入力で行い、アドレスが衝突しないように設定することで解消します。あるいは、ARA をインストールしたコンピュータの PRAM をクリアする(□(コマンド)、option(オプション)、P、R の各キーを同時に押しながらコンピュータを起動する)ことでも解消できます 。PRAM をクリアすると、コンピュータは新しいネットワーク番号を使って起動します。この番号はリモートネットワークの番号と衝突しないはずです。または、ルータをインストールすることでこの問題を解消することもできます。
  243.  
  244. □ Open Transport TCP/IP で MacIP を使うように設定していて、選択したゾーンが MacIP サーバでない場合、NetPresenz を起動するときにシステムエラーが発生します。
  245.  
  246. □ VersaTerm SLIP の現在のバージョンは、Open Transport と互換性がありません。
  247.  
  248. □ Open Transport 1.1.2、LocalTalk Bridge 2.1f2、Global Village Toolbox、および GlobalFax 機能拡張を組み合わせて使用するとシステムエラーが発生します(この問題は、旧ネットワークソフトウェアでも発生していました)。この問題を解消するには、LocalTalk Bridge ファイルを“機能拡張”フォルダに移動して、“aLocalTalk Bridge”という名前に変更してください。または、エイリアスを作成してエイリアスの名前を変更することもできます。そのエイリアスは“コントロールパネル”フォルダも含め、好みの場所に置くことができます。このように設定すると、LocalTalk Bridge を Global Village より先に読み込むため、システムエラーを回避することができます。
  249.  
  250. □ Apple 社は、既に知られている以下の問題を Open Transport の新しいバージョンで解決するために現在作業しています。
  251. − TCP の“Ping of Death”
  252. − TCP の“Denial of Service Attacks”
  253. − 速度の低い回線で Open Transport と MacTCP を使った WebStar のスループットの違い
  254.  
  255.  
  256. © 1996 Apple Computer. Inc. All rights reserved. 
  257. Apple, the Apple logo, AppleShare, AppleTalk, LaserWriter, LocalTalk, MacTCP, Performa, Power Macintosh, PowerBook, and PowerBook Duo are trademarks of Apple Computer, Inc., registered in the U.S. and other countries. At Ease is a trademark of Apple Computer, Inc. NuBus is a trademark of Texas Instruments.PowerPC is a trademark of International Business Machines Corporation, used under license therefrom
  258.  
  259. 1997 年 3 月 6 日 更新
  260.  
  261.